工場の自動化について考えるため、生産性向上に向けた主な動きをまとめた。

2017年には人工知能(AI)を活用してロボットの故障を未然に防ぐシステムや商品の売れ行き、工場の最適稼働などを高い精度で予測する技術が実用化される見通し。生産ラインの停止を防いだり、解析の専門家が2~3ヶ月かけていた作業を数日に短縮。生産性向上につなげる。また、アマダホールディングスは、金型の完全無人工場を2017年7月をめどに稼働させる計画。6~7日かかる納期を3日程度にするという。

2018年には、大和ハウス工業がAIを活用した新型物流センターを稼働。搬送用ロボットを効率的に動かし、24時間稼働を実現。従業員を従来より最大8割、運営費を3割以上減らせるという。

2017年に予測する技術が実用化され、2018年に工場や物流センターで稼働していく流れになりそうだ。

企業 動き 実用化
安川電機 AIを活用してロボットの故障を未然に防ぐシステム 2017年中
NEC AIで商品の売れ行きや工場の最適稼働を予測する技術 2017年度
アマダHD 金型の無人工場を稼働 2017年7月
大和ハウス工業 AIを活用した物流センターを開発 2018年~

■人工知能(AI)による予測技術

【安川電機】
日本IBMとAIを活用してロボットの故障を未然に防ぐシステムを2017年中に実用化する計画。ロボットに内蔵したセンサーから稼働データを収集。日本IBMのAIソフトを組み込んだクラウドやサーバーで、モーターや減速機の故障パターンを分析・学習。故障時期を予測し、生産ラインの停止を減らせるようにする。主要顧客である自動車工場向けに普及を目指す。

【NEC】
NECは企業が持つビッグデータをAIで自動的に解析し、商品の売れ行きや工場の最適稼働などを高い精度で予測する技術を開発。2017年度の事業化を目指している。

企業が持つ顧客や商品、売上高、店舗、プロモーションなどの複数のデータベースから必要な情報をAIが見つけ出し、予測をたてる。解析の専門家が2~3ヶ月かけていた作業を数日に短縮できる。製造、小売り、金融など幅広い業種の生産性向上につながる。

 

■工場の無人化

【アマダホールディングス】
2017年7月をめどに、金型の無人工場を岐阜県の事務所内に稼働させる。生産するのは、板金を切断したり、穴を開けたりする機械に取り付ける金型。安川電機やファナックのロボットを導入。製造工程を完全自動化し、6~7日かかる納期を3日程度にするという。

 

■人工知能(AI)を活用した物流センター

【大和ハウス工業】
大和ハウス工業は、人工知能(AI)を活用した新型物流センターを開発する。搬送用ロボットを効率的に動かし、24時間稼働を実現。従業員を従来より最大8割、運営費を3割以上減らせるという。AI物流センターとして通販会社などに貸し出す。

まず2018年に千葉県に完成する倉庫に導入。延べ床面積は15万平方メートルで、通常600人の作業員が必要になるが、搬送用ロボットを100台導入すれば、100人ほどで操業できるという。導入費は10億円~20億円とみられる。導入後は新設物件や既存施設にも拡大。将来的には指示もAIに任せるという。

また、運送会社のシステムとも繋ぐ。配送時間や物量などから必要な車の大きさや台数を計算。配送ルートを最適化。積み荷を適切にグループ分けすることなどからトラックの積載率を50%から65%に引き上げる。運転手不足に対応し、効率的な配送につなげる。

engauserIT関連工場の自動化について考えるため、生産性向上に向けた主な動きをまとめた。 2017年には人工知能(AI)を活用してロボットの故障を未然に防ぐシステムや商品の売れ行き、工場の最適稼働などを高い精度で予測する技術が実用化される見通し。生産ラインの停止を防いだり、解析の専門家が2~3ヶ月かけていた作業を数日に短縮。生産性向上につなげる。また、アマダホールディングスは、金型の完全無人工場を2017年7月をめどに稼働させる計画。6~7日かかる納期を3日程度にするという。 2018年には、大和ハウス工業がAIを活用した新型物流センターを稼働。搬送用ロボットを効率的に動かし、24時間稼働を実現。従業員を従来より最大8割、運営費を3割以上減らせるという。 2017年に予測する技術が実用化され、2018年に工場や物流センターで稼働していく流れになりそうだ。 企業 動き 実用化 安川電機 AIを活用してロボットの故障を未然に防ぐシステム 2017年中 NEC AIで商品の売れ行きや工場の最適稼働を予測する技術 2017年度 アマダHD 金型の無人工場を稼働 2017年7月 大和ハウス工業 AIを活用した物流センターを開発 2018年~ ■人工知能(AI)による予測技術 【安川電機】 日本IBMとAIを活用してロボットの故障を未然に防ぐシステムを2017年中に実用化する計画。ロボットに内蔵したセンサーから稼働データを収集。日本IBMのAIソフトを組み込んだクラウドやサーバーで、モーターや減速機の故障パターンを分析・学習。故障時期を予測し、生産ラインの停止を減らせるようにする。主要顧客である自動車工場向けに普及を目指す。 【NEC】 NECは企業が持つビッグデータをAIで自動的に解析し、商品の売れ行きや工場の最適稼働などを高い精度で予測する技術を開発。2017年度の事業化を目指している。 企業が持つ顧客や商品、売上高、店舗、プロモーションなどの複数のデータベースから必要な情報をAIが見つけ出し、予測をたてる。解析の専門家が2~3ヶ月かけていた作業を数日に短縮できる。製造、小売り、金融など幅広い業種の生産性向上につながる。   ■工場の無人化 【アマダホールディングス】 2017年7月をめどに、金型の無人工場を岐阜県の事務所内に稼働させる。生産するのは、板金を切断したり、穴を開けたりする機械に取り付ける金型。安川電機やファナックのロボットを導入。製造工程を完全自動化し、6~7日かかる納期を3日程度にするという。   ■人工知能(AI)を活用した物流センター 【大和ハウス工業】 大和ハウス工業は、人工知能(AI)を活用した新型物流センターを開発する。搬送用ロボットを効率的に動かし、24時間稼働を実現。従業員を従来より最大8割、運営費を3割以上減らせるという。AI物流センターとして通販会社などに貸し出す。 まず2018年に千葉県に完成する倉庫に導入。延べ床面積は15万平方メートルで、通常600人の作業員が必要になるが、搬送用ロボットを100台導入すれば、100人ほどで操業できるという。導入費は10億円~20億円とみられる。導入後は新設物件や既存施設にも拡大。将来的には指示もAIに任せるという。 また、運送会社のシステムとも繋ぐ。配送時間や物量などから必要な車の大きさや台数を計算。配送ルートを最適化。積み荷を適切にグループ分けすることなどからトラックの積載率を50%から65%に引き上げる。運転手不足に対応し、効率的な配送につなげる。地域コミュニティ活性化のためのサンプリング