電気自動車(EV)の市場は増加の一途であるが、その根幹である電池の世界シェアは、日本・韓国・中国の3国が大半を占めている。2014年度の国別世界シェアは日本が約70%と圧倒しており、2位が韓国の約17.3%、この両国だけで9割近いシェアを誇る。

しかし日本には不安材料もある。メーカー別シェア率を見ればパナソニックが約30.5%で1位、オートモーティブエナジーサプライ(AESC/日産とNECの合弁会社)が約17.7%で2位である。1位のパナソニックは米テスラの依存率が高く、これは強みでもあるが、他メーカーとは特に大型取引が無いという点は懸念材料である。2位のAESCは日産が絡んでいるため、他メーカーに供給することが難しい。

一方、韓国のLG化学はルノー、アウディ、現代など国内外問わず多くの自動車メーカーとの契約を増やしており、技術力と価格力を武器に徐々にシェア率を伸ばしている。また、中国の万向集団もEV事業への大型投資を表明しており、買収した米国企業(A123・システムズ)の技術力と大量生産によって、電池の価格を現在の3分の1にする事を当面の目標にしている。

パナソニックもこうした動きに対抗するため、2017年に中国に工場を立ち上げる予定ではあるが、EVの電池市場は熾烈な価格競争が必至な状況に突入している。

■市場予測・・・2020年までに300億ドル(約3.7兆円)

■万向集団(中国)について

グループ売上高 2兆4,000億円
投資注力分野 電池・電動バス・電動乗用車・電動自動車向け部品
注力分野投資額 今後10年で3兆6,000円
当面の目標 EV用電池価格を現在の3分の1
今後5年でEV用電池世界シェア2位
近年買収企業 2013年 米A123・システムズ(車載電池)
2014年 米フィスカー・オートモーティブ(高級PHV)
engauser自動車関連特集電気自動車(EV)の市場は増加の一途であるが、その根幹である電池の世界シェアは、日本・韓国・中国の3国が大半を占めている。2014年度の国別世界シェアは日本が約70%と圧倒しており、2位が韓国の約17.3%、この両国だけで9割近いシェアを誇る。 しかし日本には不安材料もある。メーカー別シェア率を見ればパナソニックが約30.5%で1位、オートモーティブエナジーサプライ(AESC/日産とNECの合弁会社)が約17.7%で2位である。1位のパナソニックは米テスラの依存率が高く、これは強みでもあるが、他メーカーとは特に大型取引が無いという点は懸念材料である。2位のAESCは日産が絡んでいるため、他メーカーに供給することが難しい。 一方、韓国のLG化学はルノー、アウディ、現代など国内外問わず多くの自動車メーカーとの契約を増やしており、技術力と価格力を武器に徐々にシェア率を伸ばしている。また、中国の万向集団もEV事業への大型投資を表明しており、買収した米国企業(A123・システムズ)の技術力と大量生産によって、電池の価格を現在の3分の1にする事を当面の目標にしている。 パナソニックもこうした動きに対抗するため、2017年に中国に工場を立ち上げる予定ではあるが、EVの電池市場は熾烈な価格競争が必至な状況に突入している。 ■市場予測・・・2020年までに300億ドル(約3.7兆円) ■万向集団(中国)について グループ売上高 2兆4,000億円 投資注力分野 電池・電動バス・電動乗用車・電動自動車向け部品 注力分野投資額 今後10年で3兆6,000円 当面の目標 EV用電池価格を現在の3分の1 今後5年でEV用電池世界シェア2位 近年買収企業 2013年 米A123・システムズ(車載電池) 2014年 米フィスカー・オートモーティブ(高級PHV)地域コミュニティ活性化のためのサンプリング